香水の話のつづき
あと2つ、シャネル様とマルジェラの香水について。
●シャネル ココ ヌワール(写真中央左)
シャネルから黒い瓶の香水が出ると知ったとき色めきたった。なんて知的でセクシーなビジュアルなんだろうと! 私は自分に足りてないものが大好きなのだ。
この瓶だけで十分に欲しくなったけど、香りももちろん素晴らしい。
香水を言葉で説明することのむずかしさを感じ始めたので公式より引用する。
ベルガモットの洗練された幕開けから、少しずつローズとゼラニウムのセンシュアルなノートが花開き、パチュリとトンカビーンがミステリアスな余韻をもたらす、ルミナス オリエンタル ノートの香り。
秋冬用の重たい香りなんだけどねっとりしてないところがいい。あと、スパイシーだからか飽きがこない。
これは絶対仕事にはつけていけない香り。お休みの日用なので出番は少ないが、あまりにも好きな香りなので疲れ果てたときはベッドにひと吹きして顔をうずめたりもしていた。
母と買い物しているときにぎゃーぎゃー騒いでいたら、誕生日プレゼントにくれました。完全にアピールしていてすまんという気持ち。
●メゾン マルタンマルジェラ プロムナードインザガーデン(写真右)
1986年オックスフォードシャーの田園風景をイメージ。
木々や花々の中をのんびりと散歩しているときのような、自然に溶け込んだ香り。
グリーンフローラルの香りとサンタルウッドやパチュリが絶妙に混じり合ったひと癖ある香水。
これは友達が誕生日プレゼントしてくれたもの。マルジェラの中でも甘くなくて好きな香りなんだと言ってました。女の子から香水をプレゼントされるなんて思ってもなかったからびっくりしたけど、さすがセンスのよい友人です。
コリアンダーの香りなのかなんだかんだ飽きない香りで、今思い立ってつけて出掛けるならこの香り。
ちょっと薬っぽいような…、まあ香水は嗅いでみるのが早いですねなんて元も子もないこと言いますけど。
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よくよく書いてみるとすべて誕生日に買ったり貰ったりしてるんだな、私の香水。
なんとなく、日常的に買うには贅沢で気が引けるからかもしれない。何か言い訳がないと買えないものなんだな、私にとっては。
あまりつけないのでもうしばらく買う予定はないけど、気になっているのはジョーマローンのすみれの根の香りのもの。本来秋冬用の重たい香りが好きなのかもしれない。
ああ、でも今の36、37歳の私に合った香水をまた探してみたい。
最近は伊勢丹でも香水の祭典をやるくらいにありすぎて選べない・探すのが億劫にすらなってしまうけど、今だからこそ似合うものがあるような気がするんだよなあ。