私のための美容備忘録

アラフォー女性の日々のコスメ、美容記録。

【クリームアイシャドウ】コスメデコルテ/アイグロウジェム、資生堂 シマリング クリームアイカラー (廃番)

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目をふせたときの濡れたまぶたと長いまつげ。
あぁ、なんて色っぽい!そういう女に私はなりたい。

ラメほどキラキラしていない、品のある艶感ときらめき。
それを求めてクリームシャドウを買ってしまう。

 
そう思って色々探していたのだが、コスメデコルテのアイグロウジェムが発売されてからはこれで答えが出てしまったので今は探していない。

冒頭の写真は手持ちのものだが、かなり古い。リニューアルして今はパッケージが違うし、私の持っているGR080はもうなさそうだ。今のGR081にあたるのだろう。

とにかく楽。指でさっと塗ればムラにもならないし簡単に広がる。もちも良くて肌なじみもいい。ぬらぬらしない上品な艶感はどういうファッションでも、誰にでも似合う。
朝メイクするときは大体頭がまわっていないのと、口紅とのバランスを考えなくてすむ万能さなので、ついこれを使ってしまう。

基本的にはベースに使用しているが、これとアイラインだけですませてしまうこともある。
濃い色はこれひとつでグラデーションがつくれるので定番のブラウンがほしいのだけど、ついつい後回しにして今も買っていない。
ブラウンメイクにするときは、ベースをこのゴールドにして、キワにアディクションの赤茶やトムフォードのピンクブラウンを入れることが多いかな。


これより前に20代半ばくらいに買った資生堂のクリームアイシャドウもすごくよかった。
もう廃番になっていて、リニューアルしたのがこのシマリングクリームアイカラーかな?

資生堂の公式HPにはもうないのでこれも廃番なんだろう。
私が買って使っていたのは、この写真よりもっと玉虫色がかったピンク。
すごくかわいかった。
これもなじむのだが、ツヤだけでなく絶妙なメタリックのような光をはなつので、ちょっとアーティスト仕様な感じ。女らしいけどピンクだけど一筋縄ではいかないかんじが好きだった。


これもいつものように新宿伊勢丹で買ったのだけど、その時のことはよく覚えている。
色々迷って、このときゴールドとピンクで迷って、店員さんに相談しまくって悩んで悩んで買った。閉店ギリギリだった。

一日メイク直しをしていないはげはげの私の顔に「せっかくなのでお直ししてもよろしいですか?」と聞き、時間がない中さっとファンデーション、チーク、リップをつけてくれた。

直してもらいながら、話の流れで「私、鼻が低くていやになる」と言ったら、店員さんが「あら、お客様キレイな鼻をされていますよ。ほら、この目の間、ここに高さがちゃんとあるので決して低くないです。低い方はここが平らですから」と返した。

すごく驚いた。みっともない鼻だなぁと小さい頃から思っていたので。そんな風に自分の鼻を見たことがなかった。低くて丸い鼻としか思ったことがなかった。
店員さんの言い方もお世辞というより、プロとしてあらゆる人の鼻を見てきての見解というかんじだったので、あっさり納得してしまった。

そうか、私の鼻、低くない、悪くない鼻なんだな。

メイクを直し終わった店員さんにお礼を言って、品物を受け取り笑顔でさよならをした。カウンターに座る前より少し自信に満ちた顔をしていたに違いない。
低いからダメなわけじゃなくて、低いなら低いなりにその店員さんは違う褒め方をして、私のいいところを教えてくれたはずだ。そういう言い方だったから嬉しかった。

自分のいいところや、自分の顔がどうなのかを知ることはすごく難しい。
芸能人や周りの美人と比べて、ここがダメだとかここが違うとか思いがちだ。そして、「どうせ私はブスだから」と言い訳して後ろに隠れることの多い人生だった。
でも、私には私のいいところがあって、メイクもメイクだけじゃなくて、もっと楽しめるのかもしれないなと思えた。
私も、もっと人のいいところや素敵なところをさらっと褒めたり口にできるような人になりたいと思うようになった。

もちろんカウンターで買うときに嫌な気分になることもある。
人間だし、色々あるし、色んな人がいるし。
それでも、こうして10年以上も前の一言をずっと胸に大事にしまって勇気づけられているのだから、やっぱり好きなんだな。
この間リップのタッチアップで資生堂のカウンターに行ったときも、すごくかんじがよくて楽しかった!