【LILAY】トリートメントバーム
LILAY Treatment Balm 40g / KOLME TOKYO
スタイリング剤があまり好きではない。
1度のシャンプーで落ちないのは面倒だし、髪の毛も傷むし、
なによりうまくスタイリングできた試しがない。
だから「スタイリングしなくていい髪型にしてください」が美容室での基本オーダーだ。
そういう私が好きになったスタイリング剤は、「トリートメントバーム」という名前。
全身に使えるらしいけど髪にしか使ったことはない。
20代はずっとロングだった。
憧れの女優を真似てほとんどひっつめ髪。
たまにパーマかけたり巻いたりしたときにはスタイリング剤を使っていたけれど、ストレートにおろしたときも、ひっつめたときもヘアオイルをつけるだけだった。
私の髪はくせ毛で剛毛なので傷みやすい。スタイリング剤で負担をかけるよりオイルでツヤを出した方が向いていると思っていたので、寝る前も朝家を出る前もヘアオイルを使っていた。
ちなみによく使ったのはこの2つ。
ミルボン ディーセス エルジューダMO
ロレッタ ベースケアオイル
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気に入っていたので20代前半から30歳を過ぎるまで基本ロングでいたのだけれど、数年前、写真にうつっている自分の生え際が後退していることに気がついた。
確かにひっつめは髪に負担で、バレリーナーなど毎日ひっつめている人は薄くなりがちとは聞いてはいたんだけれど、毛量が多すぎる自分がまさかね…と高をくくっていたツケがきたのだ。
ハゲたらどうしようと本気で恐怖した。
なんか薄毛って男性だけが悩むものだと漠然と思っていたんだよね。
だから女性には関係ないと思ってたけど、自分が悩み始めたら周りの年上の女性たちが実は悩んでいて、どうやって今の毛量を保とうと努力してるか、隠そうとしているかに気づいた。
そっか、みんな言わないけど悩んでるんだ。年をとらないとわからないことって結構あるなぁ。髪の毛に限らず、年をとるほど自分の無知さに気づく。
まあそんなこんなでボブにした。
結ばなくていい長さ。結ばなければ髪の負担はぐんと減る。
確かその頃に出会ったんだと思う。
というか、私が10年くらい通っている美容師さんがつくったバームなので、「私がつくったんですよ」とカットしながら紹介されたのだ。
丁度プロダクトが流行ってたときだったので、
product - Hair Wax
トリートメントみたいな成分で、ケアしながらニュアンスをつくれるくらいのホールド力のあるスタイリング剤に興味があったので買ってみた。
そしたらめちゃくちゃよかった。
知り合いがつくったとか抜きで、まじでよかった。
さらさらになるのにまとまる。ボリュームを抑えてくれて、多めにつけると流行りのウエットな質感も出せる。柑橘系の香りも好み。
UVカットしてくれて、天然成分由来95%だからうっかり落とさずに寝ても頭皮にダメージがない。
飲んで帰ってきたら大抵朝シャワー浴びることになる私にはとってもありがたい。
夜お風呂に入ったときは、乾かしたあとにこれを少しつけてから寝ると朝寝癖がつきにくい。起きたときにボンバってないのでセットしやすい!
そして一年前、流行りもあってボブからショートにした。
ショートにしたとき、実は結構ショックを受けた。
当たり前だが16年前(学生時代)にショートにしていたときと全然違う。
ショートにしたことで老け感が増したように感じた。
カット自体はおしゃれでいい感じなのに、ゆるんだフェイスライン、たるんだ頬、確実に下がっている顔面が強調されたように見える。
しかしよく考えたらそりゃー16年前と同じなわけがない。そうだそうだ。まだ老いの入り口に立ったばかり。
今の私のベストを出していこう!と無理やり自分を励ました。今はもう見慣れたし、もちろん気に入っている。髪型はほんと大事。髪型に満足していないとメイクがいくらうまくいっても自分に自信が持てなくなる。
今年で36歳。どうしても分け目がぺたっとなるので分け目はちょっとずつ変えるようにして(でも忘れがち)、ブラッシングしてみたり、自分で頭皮をマッサージしてみたりしながら、老いに逆らわずとも負けずな日々を過ごしている。
白髪はまだだが、親が40歳くらいから出てきたと言っていたのでもうすぐだろう。
そのときは白髪を生かしていきたいなとも思うけど、白髪の分量にもよるのでなってみないとわからないところだ。うまく付き合えるといいな。
毎日努力できないし、どちらかといえば怠け者。
だからこそ、「負担をかけない」ことが私にとっての最大のケアになる。
ファンデーションだってそうしてる。それと同じように、「ケアとスタイリング」をひとつにしているのが私のヘアケア。
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ちなみに、今や売れに売れているこのリレイはコスメキッチンやハンズなどで買えます◎