私のための美容備忘録

アラフォー女性の日々のコスメ、美容記録。

「クィア・アイ」を見て思う“自分をケアすることの大切さ”

突然だけどネットフリックス入ってる?
私は「クィア・アイ」の新シーズンがあるときだけ入会してる。

 

ネトフリで制作されているドキュメンタリー「クィア・アイ」は話題の作品だから見たことある人も多いかもしれない。現在シーズン3が配信中で、制作中のシーズン4には日本も登場するという嬉しいニュースも耳に新しいところ。

見たことない人のために説明すると、「クィア・アイ」は5人のゲイ(通称ファブ5)がそれぞれの分野、美容・ファッション・インテリア・料理・カルチャー(セラピスト)に分かれて登場する一般人を改造するドキュメンタリーだ。

改造計画なら日本のお昼のワイドショーでもあるじゃんと思った人、全然違うんですよ、これは。よくある改造ショーは、プロが客観的に見て似合うと思うものを組み合わせていくんだけど、「クィア・アイ」はその人の人生に寄り添いながら、その人がどう生きたいのか、どうありたいのかをともに見つけながら手伝っていくという手法を取っている。

毎回見てるとファブ5の優しさや出てくる人が変わっていく様子に泣いちゃうんだけど、一応美容ブログであるここでなんで取り上げたかというと、シーズン3を見ていて心に留めておこうと思ったことのひとつに「自分をケアすることの大切さ」があったからだ。

色んな人が色んなケースで出ているんだけど、共通してファブ5が言うのは「自分を愛してほしい」ということ。その自分を愛するということの中に、自分で自分をケアしてあげるということがある。
爪を切ること、肌の保湿をすること、髪を整えること。
当たり前ののことかもしれないけど、自分を大切にするというのはそういうことの積み重ねなんだと思う。
疲れたときに好きな入浴剤を入れるとか、部屋をある程度キレイに保っておくとかおいしいご飯を食べるとか。

そうしてケアして自分を大事にすると自分の輪郭が分かるようになり、そうしたらもっと色んなことを選べるようになって、段々自分に誇りを持つことができる。
そうやって自分を大切にできるようになると、他人を大切に、尊重できるようになる。


だから番組の中で、無理にその人に最高の美容やファッションを押し付けることはしない。その人の生活スタイルに合った最低限の知恵を教えてくれる。そういう積み重ねで彼らは自分をときに取り戻し、ときに新しく見つけ、喜びに満ち溢れるのだ。

美容というのはこういう側面がある。
昔、美容師さんから老人ホームにカットに行って紅をひくだけでも驚くほどいきいきした表情を見せると聞いたことがあるが、そういう元気をくれるもののひとつなんだと思う。
なんとなく昔は社会のルールだとかモテのためだと思われていた気がするんだけど、今は違う。もっと自分をケアしたり解放したり表現するためのものだと認知されてきている。
そういうところに私自身すごく助けられているんだなと改めて思う。

過度なことをする必要はないけど、多かれ少なかれ誰しも自分をケアせずして生きていくことはできないし、その一つとして今は男女問わず美容があるんじゃないかな。

例えば忙殺されてる人や元気のない人が何か一つでも今夜自分をケアしてあたたかい気持ちになったり自信を持てればいいなと思っている。
もちろん私もこれからも自分をケアして愛して、周りの人を大切にしたいと思っているよ。なるべく忘れずに日々を過ごしていきたいね。